「ツクバヤマ ハレ」
本日はジョンレノンの命日であると同時に、真珠湾攻撃から丁度70年経った日でもあります。
奇しくも、戦争反対!ピース、ピースと叫んでいたジョンが亡くなりました日と、我が国が戦争をおっぱじめてしまった日が、同じ日とは、なんとも皮肉なもんであります。
アメリカでは70周年記念の式典やら、偉い人のスピーチやらで、盛り上がりをみせてはおりますが、我が国では、相次ぐナイフ通り魔事件や、某金メダリストによります破廉恥の方が、国民の関心は高いとみえて、ワイドショーを賑わせております。
はたまた、今日はジョンの楽曲をカバーしたエアロスミスのコンサートが愛知で行われますし、つい先日はエリッククラプトンがやっぱり愛知でコンサートを開いております。これが最後と毎回言われつつ、今度はいつ来日するかは、さて置きまして、70周年を目掛けたわけでは無いでしょうが、不思議な巡り合わせに愛知県民のひとりとしまして、つくづく平和とはなんぞや?と思うわけであります。
昭和と平成で平和?もしかしましたら昭和の次こそは、平和な時代にするべく、平成と名づけたのかもしれません。もう23年も経っておりますが、私にとって、まだまだ馴染めない異物の年号なのであります。
そういえば先日、秋篠宮様が天皇ご公務定年制のお考えをほのめかしておられましたが、60年余り続いた昭和天皇の激動を想えば、そんなご発言は宮内庁に激震をもたらしたことでありましょう。もっとも、それ以上のツッコミはタブーでありますので、マスコミは、くわばら、くわばらを決め込んでおりますが・・・。
「ニイタカヤマノボレ1208」、これがいわゆる突撃開始!の暗号でありますが、当時日本領でありました台湾で1番高い山が新高山(日本名。台湾では玉山。)でありましたので、すなわち日本で1番高い山にちなみまして「ニイタカヤマノボレ」でありました。「1208」は説明するまでもございません。実はこの命令に対するもうひとつの電文が用意されておりました。それが「ツクバヤマ ハレ」であります。
なんのこっちゃ?でありますが、結局この電文が打電されることは、ついぞございませんでした。それは、戦争回避命令の電文であったからであります。その代わりと言っちゃなんですが、「トラ トラ トラ」が後世まで語り継がれることになります。これは「我れ奇襲に成功せり」の暗号であります。
その時の戦果はと言いますと、米戦艦「アリゾナ」を撃沈。1,177名を死に至らしめ、「オクラホマ」を乗組員415名もろとも撃沈。・・・・・そりゃぁ、アメリカは忘れないでしょ12月8日を・・・。しかも、節目の70年であります。
現代の我々が考えなきゃならないのは、70年前の今日、日本人の不幸な歴史が始まってしまった、ということでありましょう。日本最大の不幸の歴史は、自らの手でおっぱじめてしまった、ということを肝に銘じておかなきゃなりません。
したがいまして今日の結びは・・・・・ジョンに絡めて、LOVE & PEACEに、しようと思っておりましが、
何故、70年前に出来ん!
「ツクバヤマ ハレ」であります。
不動産部 加藤一史