「1番、センター、大島」
「1番、センター、大島」・・・このアナウンスを聞けば、ドラゴンズファンならずとも、ピンとくるわけでありますが、今や、「1番、センター、大島」・・・は、すっかりおもむきも変わり、総選挙までやらかす、AKBのお話になってしまった、のであります。
当然、D党でない私も、前者なわけでありまして、AKB48を連想するには、相当頭を捻らなければ、発想すら湧いてこないのであります。テレビでは特番まで組まれ、中継をしていたようでありますが、私はというと当然、他の番組を観ていたのであります。
その日の19時ちょっと前に、娘が学校より帰宅するやいなや、私に「ちょっとお父さん、リモコン貸して」と血相を変えて言うのであります。いつものように「ただいま」でもなければ、「おなかすいた」でもなく、「リモコン貸して」であります。ところが、20時より、女房が毎週観ているAKBの裏番組が既に録画予約されており、ウチのテレビでは2重録画は出来ませんので、それを悟ってしまった娘が発した言葉が、「えっ・・・うっそ!ありえない!マジぃ~。」であります。私からすれば、「お前の方が、よっぽど、ありえない」わけでありまして、いつもは部活と称し、19時などには、帰宅したためしがないのでありますが、必死の形相で帰宅した目的がAKB観たさとは、情けない次第であります。
ところがその夜、NHKのニュース9を観ておりますと、先程フジテレビ系列で放送されておりました、AKB48総選挙とやらを、ニュースで取り上げているではありませんか?私は、空いた口がが塞がりません。NHKのキャスターをして、社会現象と言わしめる・・・おそるべしAKB48パワーであります。
舞台の上で踊っている彼女たちは、この社会現象をどのように捉えているのでありましょうか?
本当のところ・・・気持ちよく踊っているのは、舞台の前にいる、私たちだったりするのであります。
そういえば・・・娘は2,3日前から「ダンス部」に入りたいと、言い出したのであります。ふぅ~・・・。
不動産部 加藤一史