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オリンピック間近!

いよいよロンドンオリンピックまで1ヶ月を切ったのでありますが、ロンドンオリンピックと言いますと、日本にとりまして、とても因縁めいた大会なのであります。

そもそもロンドンでのオリンピック開催は、今回で3度目でありまして、1908年(明治41年)1948年(昭和23年)、そして今回であります。1948年の開催でありますが、実はこの4年前に(1944年)ロンドンで開催されるはずでありましたが、第二次世界大戦真っ只中でありまして、やむなく中止になったのであります。

てなわけでありまして、開催地は4年後にスライドされ、日本にとりましては、敗戦という屈辱を晴らす絶好のチャンスでありました。終戦して丁度3年、日本はどこに向かっていいのやら?全国民が「生きる」ことに対して、苦悩の日々でありました。アメリカ物資の横流しや払い下げ等を受けて、ヤミ市が当然のように軒を連ねた時代であります。

そこに現れましたのが、ヒーローの先駆けとも言える、日本大学水泳部のエース「フジヤマのトビウオ」と称された古橋廣之進と橋爪四郎であります。彼らは世界新を連発し、当然、ロンドンオリンピックでも金、銀メダルのワンツーフィニッシュが確実視されておりました。日本国民は異常なまでの期待をしたでありましょう。また古橋氏、橋爪氏、両人共、日本の期待を背負い、物凄い重圧の中、日々を過ごしていたことでありましょう。

ところが、ついぞ日本水泳のロンドンオリンピック参加は敗戦国という烙印と供に認められることはなかったのであります。翌年(1949年)、国際試合参加をようやく認められた日本は、この汚辱をロサンゼルスで行われた全米選手権で晴らすのでありますが、当然のごとく、世界新記録の連発でありました。

これだけではございません。ロンドンオリンピック参加を認められなかった日本水泳連盟は、ロンドンオリンピック水泳決勝と同日に、水泳大会を実施し、古橋、橋爪、両氏共、世界新記録のタイムを叩きだしたのであります。また1500m自由形に至りましては、ロンドンオリンピック金メダリストのタイムより数十秒も速かったのであります。

いつの時代にも、ヒーローは出現し、国民にひと筋の光と感動を与えてくれるものであります。そのジャンルは様々でありますが、4年に1度のオリンピックでは必ずと言っていいほど、ヒーローが現れ、国民に勇気や希望といった光を与えてくれるのであります。私はバルセロナの岩崎恭子さん(当時14歳)の平泳ぎ金メダルが強烈に印象に残っておりますが、皆様のヒーローはどなたでありましょうか?

とにもかくにも、あとひと月で、熱い熱い熱狂の2週間が始まります。寝不足の日々を覚悟しつつ、どんなヒーローが出現するのか?今からとても楽しみなのであります。

不動産部 加藤一史

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