カンパイ
いよいよ明日で御用納めであります。新年は6日より平常営業致しますので、来年もよろしくお願い致します。
さて前回のブログにて、愚かにも「有馬」を予想致しましたが、結果は、「ありゃま!!」でありました。私の押す馬たちは、ことごとく馬群に埋もれ、ある意味スッキリとした完敗であります。本当であれば、スッキリとした乾杯で終わりたかったのでありますが、そういう星の下に生まれました私の不徳であります。俗に言う「持ってるか?持ってないか?」で言うならば、全然「持ってない」わけでありまして、いよいよ来年50歳の大台に突入、ということで、来年こそは「持ってる」男になれればと、心ひそかに願っております。
・・・・・に、しましても、内枠有利と言われた中山、芝、2500m、馬番1の超内枠を引当て、関西リーディング騎手も射程距離にありながら、24、25日の各レースで1勝もできなかった岩田騎手、かたや前日2勝を挙げ岩田騎手に並んだ福永騎手。本年最終日に文字通り一騎打ちのリーディングジョッキーが掛かる大勝負であります。
ということは、最終日は「持ってるか?持ってないか?」でありまして、岩田騎手は前述の通り、最終日1勝もできず、福永騎手は2勝を挙げ、見事リーディングジョッキーに輝いたのであります。福永騎手は第1レースで1着に入り、頭ひとつ抜け出します。岩田騎手は最終レースのラス前、いわゆる「有馬記念」で1着にならなければ、その瞬間、単独1位は無くなる状況でありました。結局、最終レースを待たずして、福永騎手の1位は確定。しかし、福永騎手は最終レースにも勝って、結局、2勝差で福永騎手が栄冠であります。前日まで、永らく首位をキープしておりました岩田騎手は辛酸を舐めたのでありますが、これは今年のヤクルトと同じ展開でありまして、「持ってる。持ってない。」は、勝負事を大きく左右するのであります。
じゃあ持ってる人は何が違うのか?これこそが、私の来年のテーマ・・・いや、永遠のテーマであります。苦節50年。そればかりを探し求めて参りましたが、今日の今日まで、全然、全く、分かりません。
そんなことが分かっておりましたら、もう少し出世していたでありましょうが、ほふく前進のごとく、這いつくばる日々であります。
しかし、そうかと思えば、10代にして、持ってる人は持ってるわけでありまして、「今に見ていろ俺だって!」と、懐かしいフレーズを思い起こしましては、歯を食いしばって生きては参りましたが、「持ってない」私がもがいたところで、人生大きく変わるわけもございませんので、結局来年も平凡に暮らせればと願うわけであります。
それにしましても岩田騎手、「最終コーナーからのムチ、あれ、もう少し何とかなんなかったのかよ!」
あれ?もしかして、ムチ持ってない?・・・・。
不動産部 加藤一史