告る。
屁をこく。・・・と言いますが、「こくる。」と言うと現代では告白のことであります。「告る」。私の青春時代には「告る。」なる言葉は存在しませんでした。例えば「おまえ、加藤にいつ告るの?」みたいな使い方をします。先日、2月14日だったわけでありますが、そこかしこで「告った」奴がいるわけであります。
義理や人情、はたまた友情まで取り込みまして、1年で1番チョコレートが売れる日であります。またまたですが、私の青春時代には純粋な愛情だけがチョコレートを武器にして、「告白。」したものであります。義理チョコ、友チョコなんてものは、これまた存在しませんでした。ましてや男同士の友チョコまで登場とあらば、本来のチョコの意味すら、大きく逸脱するのであります。
バレンタインデー当日、フェイスブック友達の池内ひろ美(テレビのコメンテーター等をされてます。)さんが、「今日はバレンタインデーなので、ひとつだけチョコをあげました。」みたいな主旨のことを書かれておりましたが、池内さんと私は同世代なので、「本命。」あるのみ・・・なのかもしれません。私はそこに共感しましたが、今の時代、屁をこく、ように「告白。」は軽いものなんでしょうか?本命(ご主人)にだけチョコを渡す・・・なんて、粋じゃありませんか。
そんなわけでありまして、今年も義理チョコをいくつか頂きまして、ほろにがい味を噛みしめているのであります。
不動産部 加藤一史