50歳ですが・・・それがなにか?
あけましておめでとうございます。・・・・という時期はもう過ぎましたね!遅ればせながら、今年も1年よろしくお願い致します。
さて、10数年前までは1月15日の今日が成人式でありました。私も丁度30年前の今日、めでたく成人の日を迎えたのであります。
昭和57年1月15日・・・この日は私にとりまして大変タフで、思い出深い1日でありました。まず早朝4時起床であります。・・・なに?髪でも結って、着付けでもしたのかって?まさしくその通りでありまして、当時私は、美容師のインターンをしておりました。(不動産業に首を突っ込みましたのは29歳の時であります。)
勿論、髪を結ったり、着付けをしたりは、先輩技術者がやるのでありますが、自分の成人式当日でありましても、5時出勤であります。
着付けは男子禁制でありますゆえ、着付けゾーンに立入ることはございませんが、その前日、業務終了の21時頃から、本来カットに使用いたします鏡や椅子を移動し、ぐるっとカーテンで仕切った2畳程の個室スペースを4,5箇所作りまして、明日の着付けに備えるのであります。・・・とはいえ、はさみより重い物を持ったことのない美容師たちでありますから、トンカチひとつ持ちますのも容易ではございません。
そこで登場するのが、若さだけが取り柄の男性インターンであります。私と同期が8人ほどおりましたでしょうか?その内、男は私ともう一人。・・・目聡い読者ならお気付きの通り、その日の帰宅は0時をまわったのであります。
成人式当日、普段より何故か、けたたましい目覚ましに4時に起こされ、先輩たちが催してくれた前夜祭のおかげで、重度の二日酔いのまま、店へと向かいます。(おそらくあの時私の呼気から放たれる異臭は、他者に二日酔いを誘発させるだけの勢いがあったと思います。)
10時から成人式の始まりでありますから、8時半頃まで二日酔いを圧して働いたと思います。それから自宅に帰り、シャワーを浴び、この日のために誂えた真っ白なスリーピース(当時は流行っておりました。ちなみに、キクチタケオJUNであります。)を着込みまして、靴は白と黒のコンビ、髪型はサーファーヘアーで、自分ではばっちりキメたつもりであります。
ところが、当時の写真を見返してみますと、大晦日に逮捕されました某真理教の平田マコト氏と全く同じ髪型なのでありまして、自分でも笑うしかないのであります。
成人式自体は、ずっと地元にいたせいか、相変わらずのメンツでありまして、懐かしむことなく、20人ほどの相変わらずのメンツたちと、寿司屋デビューを果たし、寿司屋さんを皮切りに、確か5次会ぐらいまで行ったのであります。吐いては呑み、呑んでは吐き、吐くために呑み、呑むために吐く。・・・と、いった具合でありました。・・・当然、二日酔いは、三日酔いと続いたのであります。
若気の至り・・・年が若くて血気にはやったために無分別な行いをしてしまうこと。
不動産部 加藤一史