「卒業」
いよいよ3月に入りました。3月は卒業の月であります。
私の娘も今月中学を卒業します。・・・ということは、今まさに受験戦争の真っ只中なのであります。毎朝5時半に起床し、公立高校の過去問等に必死の形相で取り組んでおります。私立の高校は先月試験がありまして、なんとか、かんとか合格しておりますが、親である私としましては、なんとか、かんとか、お金のかからない公立高校へ合格して欲しいと願うのであります。
先月、大阪市で各学校の卒業式におきまして、国歌斉唱時は起立を義務付ける条例が施行されましたが、この立つか?立たないか?唄うか?唄わないか?の論争の歴史は、とても深く、とても永いのであります。
平成11年の出来事でありますが、広島県の世羅高校の卒業式前日、当時の学校長が自殺する事件がありました。何故?自殺に至ったかでありますが、君が代を唄うか?唄わないか?・・・なのであります。
えっ!そんなことで?と思われる向きもございましょうが、そこには深くて暗い歴史があります。
「君が代」は、君が代は千代に八千代にと唄う歌でありますが、これは天皇陛下はずっとずっと続く、という意味でありまして、この歌詞こそが、論争の元なのであります。難しいことは、私には分かりませんが、どうも天皇陛下万歳ばかりでは無いようであります。
我々の世代には、「仰げば尊し」が定番でありました卒業ソングも、今の時代多岐にわたり、卒業して何十年後に、果たして歌詞を憶えているのでありましょうか?個々の胸の中に、「卒業」がどう刻まれていくかは、何十年後にどういう人生を歩んでいるかなんでありましょう。
そんなわけで、私も30数年ぶりに高校の時の担任と会う約束をしたのであります。涙のご対面とはいかないでしょうが、その時のご報告は、またブログで書かせて頂きます。
不動産部 加藤一史