13日の金曜日
今朝、7時38分に、とうとうロケットが隣国より発射されました。と言いましても、わずか1分で空中分解し、海の藻屑と消えたのであります。大騒動の挙句、日本の平和は保たれ、連続殺人事件の容疑者に、死刑判決が出たことのほうが、報道では大きく取り上げられておりました。
平和と言えば平和な日本ではありますが、13日の金曜日という数奇な本日は、日本で初めて喫茶店がオープンした日でもあります。1888年(明治21年)東京下谷上野西黒門町に「可否茶館」という、コーヒーなど市民は知らない頃のことであります。ちなみに早稲田大学の創始者大隈重信が外務大臣になったのも、この年であります。コーヒーを初めて飲んだ人は、それなりの勇気が必要だったかもしれません?
♪ 昔から決まっとる。・・・のCMでお馴染みのキリンビールが発売されたのもこの年であります。ラガービールはあまりにも有名ですが、130年も前から名前が変わらない商品なんて、そうそうにあるもんじゃございません。
高いか?安いか?は、よく分からないのでありますが、当時、4ダース(48本)で8円50銭だったそうであります。現在であれば、1本約200円としまして、4ダースで約1万円になりますが、発売当初から考えますと、1200倍にもなるのであります。
コーヒーにしましても、ビールにしましても、130年後に誰もが当たり前に、口にする嗜好品になるとは、おそらく考えもしなかったでありましょう。
現在の隣国さんは、おそらく日本の戦前、いや、明治あたりの、生活レベルではないのでありましょうか?衣食住が全て不充分で、コーヒーやビールなんぞは、特権階級だけの楽しみであります。現在の隣国さんは、・・・130年後には、平和な、自由な、ビールぐらい誰でも呑める・・・そんな国になっているのでありましょうか?
38度線を境に、元は同じ国民でありながら、天国と地獄のような社会が、営まれている現状に、自国ではないにせよ、憤るのは、私だけでありましょうか?
不動産部 加藤一史